腕枕は危険なかほり❤～首の神経と肩の筋肉の関係を探求するわ！（８）

皆さまお元気かしら？アネゴです。

さて、今日は腕の伸筋群を

担当している1本の神経を

探求してみようと思うわ！

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ちょいと復習

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腕の屈筋群は、腕神経叢から出た

3本の神経が担当しているのに

伸筋群は、1本で全部まかなっているわ。

まぁ、細かいことはさておいて、

ざっくり行ってみましょ！

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首の神経と屈筋群の関係

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屈筋群は３つの部位（上腕・前腕・手）に

分かれて、それぞれの神経が担当しているわ。

上腕（肘から上）・・・筋皮（きんぴ）神経（C5、C6）

前腕（肘から下）・・・正中（せいちゅう）神経（C5～T1）

手の屈筋群・・・尺骨（しゃっこつ）神経（C８、T１）

これからどんなことが分かるかというと、

例えば、C5やC6の神経に不具合があるとしたら

C5、C6が担当している上腕や前腕にも

何かしら症状が出る可能性があることが分かるわ！

でも！上腕と前腕の症状が必ずしも

首の神経が原因とは限らないし、

首の神経に不具合があっても腕に

症状が出るとは限らないわ！

首が原因だとしても、

どの神経が原因なのかを特定するのは

かなり難しいことよ。

気になるときは、

ちゃんとお医者さんに診断してもらってね！

同じように、C７に不具合があると

前腕の屈筋群に影響が出ることがあるし、

C8、T１に不具合があると、前腕と

手の屈筋群に影響が出ることがあるって感じよ！

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首の神経と伸筋群の関係

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次はいよいよ伸筋群を担当している

一本の神経に迫ってみましょ！

腕の伸筋群全てを担当しているのが

腕神経叢の下流から出た

橈骨（とうこつ）神経という一本の神経よ！

この橈骨（とうこつ）神経は、

C５～T１の5本の神経が全部関わっているわ！

なんで屈筋群みたいに、それぞれ

分かれていないのかは不明だけど

きっと、いろいろ他人には言えない

大人の事情があるんでしょ(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…

ま、そっとしといてあげましょ！

橈骨神経には、C5～T１の

全てが関わっているってことは、

C5～T１のどこで不具合があっても、

腕の伸筋群に影響が出る可能性があるってことね！

首の不具合は、その先の肩や腕にも

影響することがあるから大事にしたいわね！

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裏道を行く孤高の神経

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この橈骨神経はね、C５～T１の5本の

神経が関わっているだけあって、

上肢の中で一番太い神経って言われているわ！

もちろん、手の方に行くにしたがって

いろいろ分岐して細くなるわよ！

太さの他にも、通り道にも特徴があるのよ！

上腕骨の裏を、骨に接しながら走るわ！

（ちなみに他の神経は、筋肉に囲まれているわ）

ね？裏から見ると、枝に絡みついているみたいでしょ！↓

骨を半周して前腕の方へ行ってるわ！

橈骨神経は、崖っぷちの裏道をゆく

孤高の神経なのね！！

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寝室事件簿

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太くて、骨に接しているからこそ、

こんな事件が起きてしまうことがあるわ！！

ﾋｲｨｨｨ!!!!(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ

「こっちおいでハニー」

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朝になって・・・

なんということでしょう！！

愛するハニーが入れてくれた

モーニングコーヒーを飲もうとしたじいの手が、

力なく垂れ下がっているではありませんか！

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橈骨神経麻痺

（とうこつしんけいまひ）

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腕枕みたいに、二の腕を圧迫した状態が、

長時間続くと、橈骨神経が麻痺してしまうわ！

上腕骨に接していることと、

太い神経であることが災いしているのよ

ほかの神経は、筋肉などの

軟部組織に囲まれている分

腕枕しても圧迫されにくいわ！

二の腕を何かに押し当てるように

うたた寝してしまうと、

橈骨神経麻痺になりやすいから

酔った時や、疲れた時は、気をつけましょ！

二の腕を圧迫しながら、たて肘をついていると

だんだん腕がしびれてピリピリしてくるわ！

これは橈骨神経が圧迫されて、

痺れているサインよ！

二の腕の長時間圧迫は気をつけましょ！

今日も最後までお読みくださり

本当にありがとうございました！