ヒーリング臨床研究会～運動麻痺をどう評価するかの巻～
昼と夜の寒暖の差にしびれる今日この頃、
皆さまお元気かしら？アネゴです。
昨日はヒーリング臨床研究会だったわ！
私も発表する報告書をたずさえて
ひとっ飛び行ってきたわよ！
到着！！
フッ、どうやら遅刻したようね。
ま、いいわ！早速いってみましょ！
今日は、ヒーリング臨床研究会の中から、
ヒーリングの作用判定に役立つ
運動麻痺をどう評価していくかについて
ピンポイントで見てみましょ！
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皆様だったら以下の変化を
どう考えるかしら？
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セラピー前
・麻痺のある手はあまり積極的に使わなかった。
↓
セラピー後
・麻痺のある手を使う場面が見られるようになった。
どうかしら？あなたはこの変化を、
麻痺の改善が原因だと思うかしら？
それとも、他の原因を検討するかしら？
(｀ω´)ｸﾞﾌﾌ…
これは、ちょっと意地悪な質問よね！
正解は、、、、
「この情報だけでは、なんとも言えない」よ！
このような一見した情報だけで
麻痺の改善だと断定してはならないわ！
じゃあ、どうするか？
щ（ﾟдﾟщ）「知る」でしょ！！
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運動麻痺を評価する際に
役立つ知識を知ってみましょ！
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まず、動作を診るときに必須な知識をいくわよ！
動作は以下の2種類に分けて考えましょ！
・できる動作
・している動作 の２つよ！
できる動作
整った環境や、特定の場面で、
することができる動作。
普段は必ずしもやっていない。
している動作
普段からよくしている動作。
例）
平らで安全な場所なら一人で歩けるけど…できる動作
普段は、車椅子で移動したり、介助者と一緒に歩く…している動作
○○してくださいと言われるとできるけど…できる動作
普段は特にやらない…している動作
普段は歩いているけど…している動作
遅刻しそうになるとダッシュする…できる動作
以上の２つを見分けずして、
麻痺の回復を語ることはできないわ！
それはどういうことかというと・・・
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変化の見分け方
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例えば、普段は一人で歩けなかった人を
とっても歩きやすい場所に連れて行った途端！
一人で歩けた場合、、、
これを麻痺の回復と言うかしら？
言わないわよね。
これは、できる動作だわ！
環境のせいで歩けなかったんだわ！
では、普段一人で歩かない人に
試しに一人で歩いてみてくださいと指示したら
いきなり歩けた場合、、、
これを麻痺の回復と言うかしら？
これも言わないわよね。
これは、普段、諸事情で歩かないけど、
努力すればできる動作ということになるわ！
こんな風に、今までしていなかったことが
出来たからといって、それが麻痺の回復と
必ずしも結びついていないことが分かるわね！
では、初回と同じ条件下で調べて
できる動作に変化があったら、、、
それは機能の変化があったと言えるわ！
じゃあ、している動作に変化があっても
できる動作が変わっていない場合は？
その場合は、いろんな可能性が出てくるわ！
環境のせいかもしれないし、
気持ちの変化かもしれないわ！
つまり！
している動作の変化の場合は、
すぐに麻痺の回復とは言えない
ってことなのよ！
これを判別するには、
している動作とできる動作を
両方知っている必要があるわ！
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ヒーリングの作用は？
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話をヒーリングに戻すわね。
セラピー前
・麻痺のある手はあまり積極的に使わなかった。
↓
セラピー後
・麻痺のある手を使う場面が見られるようになった。
このような変化があった場合、
セラピー前に、ちゃんと
できる動作、している動作を確認しておけば、
ヒーリングの作用を判別しやすいわ！
しっかりと確認しておけば、
その変化が、身体の変化によるものなのか？
心理的な変化によるものなのか？
環境の変化によるものなのか？
ちゃんと検討がつくはずよ！
客観的に判断することは、ヒーリングが
社会的信用を得ていくためにも大事だし、
自分の経験を濃いものにしていくのにも役立つわ！
逆に、麻痺が回復した！
というような記載を見かけたときは、
できる動作と、している動作をちゃんと見分けているか
チェックしてみるのも大事よ！
みかけの変化に惑わされちゃダメよ！
ヒーリングをする側もされる側も
知っていて損はないと思うわ！
もう一度言うわ！
その動作の変化は、
「している動作
」の変化なのか？
「できる動作」
の変化なのか？ちゃんと確認してみてね！
ヒーリングがどの部分に作用したのか
見分けるのに役立つわ！
今日も元気に行ってみよ～！！ヽ(*´∀｀)ノ
本当にありがとうございました！
